コーチングやnoteで戦術を語ることに、上級者以外が取り組む価値はあるのか。
そんな話題を見かけたので、自分の考えをまとめてみたいと思う。
俺もここでいろいろ書いているのでね。
コーチングとかnoteで戦略を語るとかを上級者以外がやることに価値はあるのか問題
— つー (@ccopedia) 2025年9月17日
例えば日本のサッカーの競技人口は369万人らしく、Jリーグの選手数はJ3まで含めて1859人
1859人総出で後進育成や業界全体のレベル底上げに励んだしても369万人は見れるわけがない
スプラ3の売上本数は1千万超なので…
1. コーチングの目的
まず前提として、戦術や立ち回りのコーチングは「何を目的にするか」で大きく変わる。
多くは「XPを目標値まで上げたい」というケースだと思うが、中には「対面力を鍛えたい」「武器をよりうまく扱いたい」「試合展開の理解を深めたい」といった目的の人もいるだろう。
2. 上級者以外のコーチングは意味があるか
仮にXP到達を目的にする場合、上級者以外のコーチングに意味はあるのか。
自分は「意味がある」と考える。というより、上級者であるかどうかよりも「分析力」が大事だと思う。
具体的には、
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本人の試合内容を分析する
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その人のスキル段階を正しく把握する
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そこに「何を+α」すれば次のレート帯に上がれるかを示す
これができるなら、XPに関係なくコーチングは成立する。
3. ただし難しい理由
とはいえ、これはかなり難しい。大きく2つの理由がある。
① 突破条件を把握する難しさ
スプラ3はスプラ2と比べて、同じレート帯でもプレイヤーの実力差が大きい。そのため試合内容にばらつきがあり、「なぜ勝てたか・なぜ負けたか」の分析が難しい。再現性のある勝ち筋を導くのが困難で、下手をするとXP2000の人に対してXP2900クラスのスキルを求めることになってしまう。受験で言えば「悪問に挑ませる」ようなもので、かえって非効率だ。
② 伝えるべきスキルの選別
ありがちな間違いは「上位勢の立ち回りをそのまま真似させればいい」と考えること。
しかし低レート帯では試合の質がそもそも違う。例えばA帯あたりでは「抑え」という概念自体があまり存在しない。その状況で「SPを貯めて味方に合わせて打開しよう」と教えても、実際には敵がいないのだから無駄に時間を費やすだけになりかねない。
レートが上がるにつれて必要な打開スキルは変化する。これをピンポイントに伝えられるかどうかが重要だ。
4. 身の丈に合った指導の必要性
また、自分のレートよりはるかに高い立ち回りを身につけるのは難しい。
例えばイカランプを見てSP状況を把握し、味方の位置と合わせて判断する――こうした動きは高レートでは当たり前でも、低レートで実践するのは現実的ではない。仮に可能でも、そのスキルを習得するモチベーションが持続するかどうかも怪しい。
結局、試合内容やレベルに合わないスキルを教えても、成果にはつながらない。
サッカーに例えるなら、パリ・サンジェルマンの戦術を子どもに丸ごと覚えさせても意味がないのと同じだ。スキルの差ももちろんそうだが、上位勢は豊富な情報を試合中に処理して判断している。その「情報を拾う力」と「判断力」ごと備わらなければ、スタイルだけを真似しても効果は出ない。
5. XP上昇は「受験」に似ている
XPを上げるのは受験に似ている。
「誰もが解ける問題を落とさない」「差がつく問題を確実に取る」ことで成績が伸びる。
スプラのスキルも同じで、そのレートで「できないと致命的なこと」「できれば差がつくこと」を押さえることが大切だ。これを正しく理解して教えられる人は少ない。
6. コーチングの大変さ
さらに、人に教えること自体が難しい。相手の性格や能力を理解し、その人に合った伝え方をする必要がある。試合の分析も簡単ではない。持ち武器によってはXP上昇が遠回りになることもあり、武器とルール・ステージ・レート(ランク)の相性次第ではそもそも目標に届きにくい場合すらある。ちなみに、高ランク帯の武器が低ランク帯で刺さるわけじゃないということを添えておく。
まとめ
本気でコーチングをやるなら、かなり幅広い情報と分析力が求められる。
正直、相当な重労働だと思う。だから、コーチに対してリスペクトの気持ちを持つ必要があるだろう。俺はやいやい言ってしまうのだけれど。