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【スプラトゥーン3】「上手い人なら勝てる」は本当に答えなのか──りうくん再検証動画を見て考えたこと

今回は、りうくんの再検証動画について考えてみます。

以前、りうくんは「XP20帯は勝ちづらいと言われている」という話題を検証する動画を投稿していました。

www.youtube.com

その動画で示された結論は、「上手い人たちなら関係ない」というものです。

自分が全部やればいい、自分がもっと頑張ろうと思った方がいい、という内容でした。

その後、再検証動画が公開されましたが、個人的には今回も実際のXマッチのマッチングとは異なる内容だったように感じました。

www.youtube.com


検証内容と実際のXマッチの違い

まず、りうくんの検証で使われていた試合です。最高XP1500~1800の人たちで検証しています。

りうくんの検証(チーム内の数値は具体的に合っているかわかりません)

りうくん・18・17・15 VS 18・17・16・15

 

一方で、自分が実際のXマッチで想定している「XP20未満帯」の試合は、このようなものです。

 

実際のXマッチ(仮想20未満のマッチ)

りうくん・24・20・17 VS 銀バッジ・緑バッジ・紫バッジ・18

 

この違いは非常に大きいと思います。


実際のXマッチで起きていること

まず、相手に自分と同等、あるいはそれ以上の最高XPを持っている人がいることです。

現在は内部レート制になっているため、りうくんの検証のような試合の組み合わせは、実際にはあまり見ない印象があります。

その理由の一つは、表記されているXPと実際の実力が一致しないプレイヤーが多く存在することです。

そのため、単純に勝つこと自体が難しくなります。

次に問題となるのが、チーム内の実力差です。

実力差が大きすぎることで足並みがまったくそろわず、不測の事態が頻繁に起こります。

その結果、本来であれば必要のない雑務が増え、無駄な思考リソースを使いやすくなります。そのため試合の難しさの質が変わります。

さらに、チーム同士の総合力の差もあります。

基礎能力や『スプラトゥーン3』への理解度など、チーム全体の総合値に大きな差があることで、一方的な試合になるケースも少なくありません。


勝ちづらさの正体は何なのか

こうした要素こそが、多くの人が感じているストレスなのではないかと考えています。

しかし、前回から今回までの検証動画では、その点を踏まえた内容にはなっていませんでした。

もし実際のXマッチが、りうくんの検証で行われたような試合形式だけなのであれば、実力のある人はストレスなくXPを上げられるでしょうし、「勝ちづらい」と感じることも少ないのではないかと思います。


「強い人は上がれる」と「勝ちづらい」は両立する

とはいえ、仮にりうくんが実際のXマッチと同じような状況で検証したとしても、最終的には上へ上がっていくこと自体は変わらないと思います。

強い人は上がれます。

しかし、それを理由に「上がれないのは弱いからだ」と結論付けるのは、あまりにも安易ではないでしょうか。

このゲームは非常に難しく、試合結果を決める要因が複合的です。

変数も多いため、再現性を生み出すこと自体が簡単ではありません。

実際に「勝ちづらい」と言っている人たちは、おそらく最高XPがかなり高い人たちです。

実力は十分足りているはずなのに、何かが足りない、あるいは何か余分なものがある。

原因はおおそらくそうした感じになると思います。

では、その正体は何なのか。

その答えを出すことは、おそらくりうくんであっても、メロン君であっても簡単ではないでしょう。

もちろん、「この部分が良くない」と指摘することはできると思います。

しかし、それだけで勝てるようになるのか、あるいは低いXP帯でスタックしなくなるのかと言えば、それはまた別の話です。

継続して勝ち続けるための要因を導き出すことは非常に難しく、単純にXPが高い人だから答えが分かるというものではないと思います。


発信者として気になったこと

最後に、これは前回の動画から気になっていたことです。

りうくんの言葉についてです。

彼は配信などで、自分より格下の人から嫌な思いをさせられることも多いのだと思います。

その影響もあってか、動画の中で使われる言葉は少し強く感じます。

もちろん、そのような言葉を言いたくなる気持ちは理解できます。

しかし、そのレート帯で不満を抱えながらも、一生懸命頑張っているファンもいるはずです。

そういう人が動画を見たとき、少し言葉が尖りすぎていると感じるのではないでしょうか。

りうくん自身も、過去に苦労した経験があるはずです。

XP40に到達した次のシーズン、ガチアサリで大きく負け続けてXP20くらいまで落ち込み、その後、友人である上位勢にお願いしてコーチングを受け、再び上がっていったという経験があります。

あのときの苦しさや痛みを忘れてしまうのは、少し違うように思います。

今は大きな影響力を持つ発信者です。

そして、その影響力は多くのファンによって支えられて生まれたものでもあります。

だからこそ、もう少し言葉や立ち回りを考えてもいいのではないかと思います。

せめて、「アドバイスをしたい」「ファンの力になりたい」という方向性で発信してくれたら、もっと気持ちよく動画を見られるのではないでしょうか。


まとめ

結局のところ、今回の検証で「上手い人なら勝てる」ということは、ある程度示せたのだと思います。

しかし、それは「低XP帯で勝ちづらいと言われる理由」を証明したことにはならないとも思います。

実際のXマッチでは、表記XPだけでは分からない実力差や、内部レートによるマッチング、味方との実力差、試合ごとのばらつきなど、多くの要素が絡み合っています。

その中で継続して勝ち続けることは、単純に個人の強さだけでは語れない難しさがあります。

だからこそ、「強い人は上がれる」という事実と、「勝ちづらさを感じる人がいる」という事実は、必ずしも矛盾するものではありません。

この二つを切り分けて考えなければ、本当に勝ちづらさの原因がどこにあるのかは見えてこないのではないでしょうか。