これは、俺が個人的にスプラに向き合う姿勢と、他の人がスプラに向き合う姿勢の違いについて、以前から感じていたことをまとめた日記です。
今回は、俺自身が「勝負に向き合う姿勢を見習いたい」と感じているレオザさんの動画をきっかけに、この話を書こうと思いました。まずは、動画内でのやり取りを要約として書いておきます。
レオザさんとリスナーのコメントの質疑
※表記について
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「リ」=リスナーからのコメント
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「レ」=レオザ
リ:高校サッカーで試合にでられないけれど、今の年代でしか鍛えられない能力は?
レ: サッカーだと、そのカテゴリーで求められる最低限のフィジカル(足の速さ、体の強さなど)や、アジリティ(俊敏性)を鍛えること。学生時代にスポーツが上手い人は、練習というよりも、シンプルに身体能力が高い(体の動かし方など)場合が多い。
リ:学習能力がなくて修正できない人は、改善の余地がなくて下でくすぶる
レ: そういう人は、そもそも改善に向き合わない。必要なのはメンタルを変えること。向き不向きはあるけれど、プロは変えないと試合に出られず生活ができない。一方でアマチュアは、変えなくてもサッカー自体はできてしまう。
使ってくれない監督に対して、きちんと理解をしているか。仕事は、相手の要求を理解しないと成立しない。何をすれば使われるようになるのか、監督の考えを理解したうえで取り組んでいるのか。その監督の求めるものを理解したうえで、スタメンに出られるかどうかの勝負になる。
これは人間力の問題が原因とも言える。サッカーは「楽しさ」から始まるため、ロマン派(戦術やマニュアルといった合理的なものではなく、自分の感覚や感性でのサッカー)になりやすい。
リ:感覚だけで高校サッカーをやっているのですが、考えたほうがいいのか?
レ: いいかどうかで言えば、考えたほうがいい。いずれ無思考では戦えないレベルに行くから。勝ち続けるためには、考えなければいけなくなる。ただ、サッカーを楽しみたいだけなら、考えなくてもいい。
ここまでが、動画内で語られていた内容です。
スプラトゥーンに置き換えて考えてみる
まず最初のやり取りについてですが、これはスプラにもそのまま当てはまる話だと思っています。
目標としているXP(ランク)に到達するためには、フィジカル、つまり基礎能力が重要になります。キルが取れているから問題ない、と感じている人もいるかもしれませんが、本当にそのXP帯を抜けるために必要な基礎能力を自分は持っているのか、という視点で考えたことはあるでしょうか。
正直に言うと、俺自身はその視点を持つまで、基礎能力をかなりおろそかにしていました。その反省もあって、スプラ3では強迫的と言っていいほど、そこを意識して取り組んでいます。
ここで言う基礎能力とは、エイム、キャラコン、索敵能力といったものです。いわゆる「脳のスペックが高い人」は、こうしたスキルを元からある程度備えていて、普通に試合をしているだけで多くの人より上回れてしまいます。
だから、特別な練習をしなくても、ある程度のXPまでは到達できるし、さらに別のスキルを身につけて差を広げていきます。そうした相手に対抗するためには、まず基本的な能力を底上げする必要がある、というのはスプラでも同じだと思います。
簡単に言えば、格闘で筋肉も、スタミナもスキルもないヒョロガリが、たいして練習もしなくても戦えるフィジカルギフテッドみたいな相手と戦って勝てるのかということ。そのリングに上がれるだけの基礎はできあがっているのか。
人間力と勝負の向き合い方
次のやり取りは、そもそも人間力の話だと感じました。これは大学受験にも通じる話だと思っています。
他の受験生との競争の中で、ただがむしゃらに勉強しても意味はありません。そもそも、その大学がどういう傾向の試験問題を出すのかを知らなければ、勝負にならない。
俺自身、勉強嫌いだったこともあり、受験する大学の試験問題が選択式なのか記述式なのかといった基本的なことすら知らずに勉強していました。それが果たして受験勉強と言えたのか、今思うとかなり怪しいです(笑)
あらゆる傾向を理解したうえで、自分の弱点や長所を把握し、準備をして競争に挑む。それが受験であり、「勝負に向き合う」ということなのだと思います。
スプラも同じで、自分のランク帯にはどういう傾向があるのかを理解する必要があります。上位帯と、今いるランク帯とでは、求められているものが違います。
例えば、ランクが低ければ、味方がいろいろなことをできない場合が多い。であれば、自分がある程度いろいろな役割をこなせたほうがいい、という考え方もひとつでしょう。
その仮説をもとに立ち回るのであれば、自分に足りていない能力は何か、立ち回りとして未熟な部分にどう答えを出すのかを考える必要があります。そのランク帯で求められている要求は、まさに動画で語られていた「監督からの要求」と言っていいと思います。
人間力とゲーム特有の難しさ
ゲームの難しいところは、こうした要求を直接教えてくれる監督のような存在がいないことです。コーチングや自分よりXPの高い人に教えを乞うというのは、方法としてありますが問題を的確に理解して、教えてくれる人に出会うのは、かなり難しいと思います。
また、これは動画内でも語らていましたが、ゲームも同様に「楽しい」から始まるため、メンタルを変える必要性を感じにくいという点も大きいと感じています。合理的な考え方を取り入れるのが難しい理由のひとつです。
加えて、ゲームは必ず参加できてしまいます。サッカーで言えば、スタメンから外れて試合に出られない、という状況がありません。制限がないがゆえに、自分のスキルを深く振り返らなくなる要因にもなっていると思います。
勝負に向き合う姿勢と、勝ち続ける姿勢。動画の中ではそれらの要素が語られていましたが、実際のプレイヤーの多くは、あくまで「楽しむため」にゲームをしています。それ自体は悪いことではありません。
ただ、「勝ちたい」「勝てないと悔しい」と感じるのであれば、その姿勢と噛み合っているのか、という疑問が残ります。その状態で結果が出るのか、と俺は考えてしまいます。
大学受験で言えば、なんとなく勉強して、少しだけ対策をして合格できるでしょうか。その状態で落ちて悔しがる姿を客観視すると違和感を覚えるのではないかと思います。
しっかり対策をし勉強してきた人に負ける、追い越されるのは当然でその覚悟は必要だと、俺は思います。
ゲームは多くの人と対戦しやすい。言い換えれば、自分よりも優れた脳の性能を持つ人間と、当たり前のように戦わなければならない環境です。
その中で本気で勝ちたい、目標に到達したいのであれば、今のゲームへの向き合い方で本当にいいのだろうか、と俺は感じてしまいます。
高いXPを出せても、安定しない理由
最後のやり取りで語られていたのは、他の人の様子をSNSなどを通して感じます。感覚派の人は、この部分で躓きやすいと感じています。
よく見るのは、最高XPは高いけれど、なぜか低いXP帯でスタックしてしまうケースです。見ていると、基礎能力は確かに高い。しかし、考えてプレイしている印象が薄い。
そのため再現性がなく、勝てたときの重要なポイントを言語化して覚えていない。結果として、次の日にプレイするとそれを忘れて連敗する。
スプラは、編成やルール、ステージ構造といった環境要因によって、試合の再現性を生み出すのが難しいゲームです。だからこそ、一貫して良かった要素を意識的に残す必要があります。
それをせず、感覚だけでプレイを続けて連敗する光景は、正直よく目にします。「この人、前の日はできていたのに、今日は全然できてないし、やろうとしてない」といった感じです。
勝ちたいなら、向き合い方を考える
「考えてゲームをしたくない」という気持ちは、よくわかります。俺自身、少し興味が湧いた程度で見た動画には、わかりやすくテンポよく進んでほしいと思ってしまいますし、あまり頭を使わずに見たいと思うこともあります。
そういう人がいるのは理解できます。ただ、もし「勝ちたい」という熱量が、今のゲームへの向き合い方と噛み合っていないのであれば、一度考え直す必要はあると思います。改善しないといけない部分はなんだろうか、このXP帯で求められているものはなんだろうか、その課題をクリアするのに具体的にやるべきことは何か。自分が変わらないと見続ける景色は変わらない。
スプラというゲームについて
スプラトゥーンは、勝負事として、いわゆるアスリート的な考え方で向き合っている人が、比較的少ないゲームだと感じています。「持ち武器」という文化があるのも、その象徴のひとつだと俺は感じています。
また、そうした層を加味したアップデート内容やランクのシステムなどを見ると、開発側も「楽しむ人」に配慮していると感じます。逆に、勝負に強くこだわる人間にとっては、今の環境は少しプレイしにくいと感じるのではないでしょうか。
おわりに
本来は、俺がスプラを引退してから書こうと思っていた内容でした。ただ、たまたまチェックしていた動画で、まさに同じような話が出ていたので、今回こうして書くことにしました。
もし、次を書くとしたら、勝負事としてスプラと向き合うのに一般的なゲームの付き合い方でいいのか?という感じでしょうか。次回モチベがあれば書きます(笑)今のところ、これが終わったら下書きをしようかと思っています。