飯のねこの助

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後衛について

 前回の記事で後衛について触れたので、今回後衛にスポットをあてて話すよ。

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 前衛視点からみた後衛であり、考え方となってる。

 

後衛とは?

 野球で言えばキャッチャーであり、サッカーで言えば司令塔。そしてチームの象徴とも言える。後衛が強ければチームも強い。

 

           

 

 すべての状況に強く立ち回れる長射程武器。初動では安全に人数減らしやすく攻撃権を得られやすい。そこから抑えになると、強いポジションから相手にオブジェクト(ヤグラやホコなどのカウントの進む元)を触れることも許さない。何もできずにそのままノックアウトまで持っていくことも可能としてしまう。もし、抑えのときに味方がやられて人数不利になったとしても、その射程から相手の上がりを食い止めラインを高く保つことも可能。そして、味方の復帰の起点となり、攻撃を立て直すことができる。一生攻撃し続けるつもりですか?と敵から反感をくらうことは間違いない。試合で負け筋になりやすい打開においてもスペシャルを使うことなくメインだけで打開ができてしまう可能性を持っている。

 

 

 メインの性能一本だけでどの状況においても圧倒的な存在感を生み出せる後衛。どの状況でも主役を張れてしまうので、チームの貢献度が前衛とは全く違うというのもうなずけるはず。射程によって生まれる確かな生存力と火力を持つ攻守の要、チームのダイナモ、それが後衛。

 

弱点

 そんな後衛にも弱点がある。それがインファイト。短射程武器の射程で戦うとなるとかなり分が悪くなる。機動力で詰められるとかなり苦しい。ステージも遮蔽物が多く、機動力の使えるステージが苦手で、射程を使いやすい開けたステージを住みかとしている。

 

射程のメリット

 どの武器にも弾の届く範囲は決まっていて、どの武器もお互いに射程での差が生まれ、射程負けが生まれやすい。しかし、後衛は射程負けをする相手が限られてくる。その結果、安全にキルをとれる相手が多い。スプラにおいてデスは負け筋になりやすい(そこから不利な状況がはじまり、その時自分は関与できずに状況が悪くなる。敗北に至る。)ので安全にキルをとれることは、かなり重要な要素となっている。前衛と違い敵の斜線の管理はそれほど問われない。

 

後衛の難しさ

 まずは相手にメインを当てることの難しさ、エイム力が求められる。遠くの小さい敵に当てるのが難しい。それに加えて、弾の速さと相手の動きに合わせる撃ち方にも技術が必要となる。相手と自分の距離が遠ければ遠いほど当たるまでにタイムラグが生まれやすいので予測して弾を撃ちこむ必要がある。

 

       

 

 後衛は味方の後方にいて全体を見渡しやすい。そして、敵の位置も把握しやすい。そのため情報が多い。味方の位置の把握、敵の位置の把握、戦況、それによるオブジェクトへの管理、味方のカバー(どの順序でカバーするか)、ターゲットにできる敵の多さ(どの順番で敵を倒すか)、塗り状況をよくするのか、スペシャルを使うかどうかなど優先順位をつけて判断することが多い。情報収集、情報の整理、優先順位づけ、判断力がチームの強さにそのまま影響するのでかなり難しい。また、スプラの知識も判断するのに必要となるためとっても頭を使う。視野の広さ、同時処理能力、優先順位付け、判断力などを得意とする人におすすめ。

 

     

 

 ちなみに、キル大好きっこが後衛であることはダメではない。同時処理できません、考えることは得意ではないです、直感的にやりますでもいい。暴力的な後衛がいてもいいわけです。それはそれで脅威なわけです。射程の暴力を武器に暴れることで試合を壊すことも可能でしょう。そして、他の人が司令塔をやればいい。中射程やら他の長射程が代わりでも問題はないので。

 

              

              メニハイッタテキ ヤルダケ

 

よくある後衛の弱さとその原因

 後衛くんなよwwwって言われたりもして、前回の記事でも勝てるチームに後衛がいると難しくなるということを言った。情報量が多くて選択肢を間違えやすいというのもそうなんだけれど、他の要因も書いてみる。 

 

・カバーがない

 単純に斜線を切られていて、カバーに入れないというポジションの問題もある。そもそも前線の戦いに弾がとどいていない問題というのもある。下がりすぎている。これは、どこまで出ていいのかわかっていないというのもあるが、裏どりや前が壊滅した時の怖さから前に出れないというのもあるのではないかと思う。

 前衛にとって後衛のきついところは、前線での戦いに後衛から撃たれること。本来であれば簡単にキルがとれそうな相手の前衛をやれると思ったらカバーが入ってデスをする(結果相打ちとかわらない)、場合によっては相手を倒せずデスをすること。ほんとにきつい。当たらなくても弾が飛んできているだけで戦いにくい。賢い後衛は機動力のない敵のブラスターの足元をこちらのインクで荒らしているのにそれを塗り返してくるということをしてくる。ほんと迷惑だからやめてほしいと思う。あいつは俺のアンチなのか?とにかく前線で戦いにくい。前線での存在感、その最たるもののカバーができることは試合においてかなり重要な要素となる。

 不安もあるかもしれないが、それを払拭するためには何をすればいいのか、勇気をもって前に出るためのスキルが後衛としての大きな成長となるだろう。どこからカバーをいれたらいいのか(優先的に戦えばいいのか)というのがその次の問題としてくるので、一口にカバーを入れることができるといってもその深みはバーモントなのだ。知らんけど。とはいえ、結果としてカバーができていないと必要とされにくい。戦場は厳しい。

 

          

 

・ルール関与が遅い

 これはカウントを進める役を担うでも、強ポジをとるでもそうなんだけれど遅い。イカランプを管理できないのもそうかもしれないが、前に出ていくのが遅れるのは敵への警戒にあったりするのではないかと思う。

 

  

                   イカランプ

 

 前衛の監視がザルで敵が抜けてくるとか、取りこぼしがあるなどが原因で前に出たところをやられるとか、前衛が次の行動ができていなくて前に出られないということもある。どうであれ原因に前衛の力が影響しているということがあるのではないかと思う。

 正直、野良で攻守の切り替えが速い人は少ない。なので、後衛だけに対する不満ではないけど、前線のラインをあげてとったキルからわざわざラインを下げてオブジェクトを進めるなんてナンセンスオブジョイトイもびっくりです。

 

          

                   (自重しました)

 

 強ポジをとるおぜん立てしても使わないなど、毎朝5時に起きて作ったお弁当を残される母親(妻)の気持ちと同じです。もうこんな家庭(チーム)に愛が持てますか?報われない努力よりも、報われないアシストの方が悲しい!この叫びまずはお前に届けるぜチェケラッチョみたいな感じです。強ポジを知らない、意識しないという後衛がいるかもしれない。これはマジで意識したほうがいい。

 強ポジはとられるだけで打開する側としてかなり嫌。まずそいつをどうにかしないと、デスをしにいくだけになる。だからいるだけでもいいくらい。強ポジは取ろう。

 それと前にでたら敵に詰められたらどうしよう問題。もし、スペシャルを抱えたくなければスぺ減をつけて、単純にデスをさけたりのならジャン短をサブで3個積むとか、もっと早く帰りたけれどメイン1サブ2くらい積めばだいたいリスに帰れます。敵の前衛としてやられるのも嫌ですが、逃げられるのはもっと嫌です。せっかくお目当ての女の子とデートができそうな展開までもっていったところで、ごめんその日は友達と遊ぶ約束をしててなんて言われた気分です。(例えをマイルドにして偉い)

 場合によってはさっきはよくもボコしてくれたな、100倍返しだ!!

           

くらいの殺意で切り込んでいるのに逃げられたらどんな気持ちになると思う?そういうことです。前に出るタイミングで出てきた後衛は本当に脅威。敵の前衛は前に出にくくなる。カウントをとめやすいなんて、こんな楽な試合はない。そうさせないために前に出る必要があるのよ。前に出るための勇気をギアで、もしくは技術で補いましょう。それができたほうが後衛として強いし、味方の前衛としても心強い。

 

 マルミサがマジで強いみたいな安直な動画を信じる前に、これを信じてほしい。強ポジに関してはまぎえーすも言ってた。とにかく強ポジをとることや、ルール関与は迅速にお願いしたい。どちらもできないで遅れてくるとデスして復帰してきた人と一緒の扱いになるからね。

 

 常にどんな状況にでも活躍しろというのはさすがにXP3000の人でも難しいだろう。だから、すべてを求めることはさすがにしない。ただ、自分が後衛としてどういう状況でどう活躍できるのか、また、そのなかでも自分にとってどういう状況が得意かそれを示してくれるだけで後衛に対する印象と尊敬は大きく変わってくるだろう。

 

 前衛も後衛もルール関与をする動きをすれば強いけど、後衛の試合に与える影響は半端ではない。野良の味方の後衛でカバーがうまい人、強ポジとる人、カウントを進めるのが迅速な人に出会うと本当に楽に試合が終わる。マジで感謝感謝。

 

         

 

 逆に敵の後衛が強いと本当に苦労する。キルをとることだけが難しくなるのではなく、試合全体が難しくなる。チーム全体にバフがかかる感じ。

 

 前回の後衛について触れたので今回書いてみた。次回はチャージャーについて少し書くよ。スピナーとの違いみたいなのについて書こうかな。